小同心クラック


                                        12月 2日  高橋 古屋 大沼 

 美濃戸口で高橋氏と合流して美濃戸山荘まで車で上がる。
8時40分登山開始。9時50分赤岳鉱泉着。アイゼンを着けていざ小同心へ。
下から見ると立派な大同心の基部を通り過ぎ、小同心の下へ。
 12時登攀開始。高橋氏を差し置いて大沼がリードさせていただく。取り付きから左上してチムニーの中へ。ガバホールドだらけだが、岩がもろく支点も遠いので緊張する。
しかし三方を囲まれての登攀は面白い。ピナクル状でピッチを切る。
2ピッチ目は右肩に出る手前で切った。3ピッチ目は右肩へは出ず、目の前の出っ張った岩にスリングをかけて乗り越える。直上した。小同心の頭まで行ったが支点が無いので少し戻ったところでビレイ。
フォローの二人はそのまま頭を越えて、ロープが一杯になったところで大沼が続いた。15時登攀終了。うっすら雪が積もって歩きにくい大同心稜を下り、16時50分鉱泉、17時40分美濃戸に戻る。
途中すっかり暗くなってしまった。


                                         大沼・記
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