3/31暴風、4/1快晴
荒木(山梨アルパイン)記録、中村
31日 テレキャビン8:30〜西遠見13:30
中遠見から西遠見が暴風で、斜め45度歩きを強いられる!
テンバは木と木の間に風に備えて完璧に作った。強風で雪が飛ばされたのか、新雪は15センチ程度と感じた。
夜は凄まじい風の音で目が覚める事も多かった。
1日は4:15分起床〜雪がしまっていて、天気は最高で、これなら行ける！
ここから完全ノートレースで西遠見からの支尾根から白岳沢へ下り、A沢をトラバースして中央稜取付きの真ん中のルンゼ目指して素早く行動した。
核心は中央稜に出るまでの4ピッチだ。近くでルンゼを見ると始めはノーロープで行けそうなので、中村さん先頭で取付いた。
予想どうり快適だったが、一カ所ブッシュで雪ズボズボの所があった。中村さんはここが沢っぽくて面白かったと言っていた。
その後も先行きます〜の声^_^ 稜に出る10メートル程が悪いと言う事で少し右から私が先に稜線に出る、マントル部分が面白いと感じた！
結局全てノーロープとなったが、上から見ると結構立っており、ロープ出した方が良かったかな〜と少し思った。
が、雪質良かったのでこれで正解でしょう〜とお話^_^
似たような精神と登攀力同士だと、本当に登りやすい!
ここから先は武田菱まで快適安全登り、G2の頭に9時ごろ到着。
ここで長野県警ヘリが飛んできてホバリングしている。確かここで滑落した方が今だ発見されておらずその捜索と思われる。
改めて自分たちは生と死の分岐点に居るんだと気を引き締める。
が、ここから上にデカイ雪庇と、先が崖っぽかったので下ってトラバースを選んだら全然巻けない！
雪壁を100mくらいトラバースしたような~所々アイスバーンがあったがダブルクウォークは安定感抜群で、ありがたかった。
本峰手前のルンゼを詰めて稜線復帰するが、1・5時間のロス!G2よりこちらのトラバースが本当の核心に思えた。山頂は素晴らしく360度絶景でした。
テレキャビンの時間があるので、正規ルートで下山〜トレースがほぼ無いので、最悪スキー場歩き下山が頭をよぎる。
11:40〜テンバ14:00〜テレキャビン16:05到着15分遅かったら歩きでした。下山中取付きへの一直線のトレースが見えて、感慨深かった。
今回の山行は風邪気味だった事もあり体力的にハードだったが、良い経験になったと思う。
誰もいない雪山最高でした！G5に北壁行けるように日々精進あるのみです！中村さんありがとう!
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