トリコルネ、カモシカルンゼ

2011.2.5　　Fry、TT、Hos、Nak、Kom（記）


先日、初めてのアイスクライミング（人工アイス）に挑戦した私。
今回は・・・・本場モンのアイスです！！芦安村の林道を奥へ奥へと進み、河原付近に車を止めて。
そこから崩壊した林道を歩く事３０分あまり。凍りついた滝が見える、これが「トリコルネ」。

誰もいない。貸切です！さっそく準備をして、トップロープかな〜？と思ったら・・・・・リードとフォロー形式です。

本日チーム分け。『万全の体制ＹＡＣチーム』（古屋さん、高橋さん、カナちゃん）と・・・・
細貝君＝リード２回目、私＝アイス２回目の、『超不安な２回目チーム』です。
先行の古屋さんの登りを「２回目チーム」で写真撮影。（まさかと思うけど、この写真撮影のためのチーム分け！？まさか！？）
先行チームのフォローも登り始めた、途中でトラブル発生！カナちゃんがアックス落とした！
高橋さんが落としたアックスを届けてトラブル解消。万全です、このチーム。

私達の順番が廻ってくる。
不安になるけど・・・平常心！細貝君は今回新しいモノポイントのアイゼンを初使用との事。
じゃあ、ここをリードで登って、幸先の良いスタートにしましょ！
それにしても、落石、落氷がすごい！すごく危ない！リード、スタート！
アイススクリュー打っていくのはかなり大変そう、途中で休憩いれて全然良いです！とにかく、落ちないでくれ！！
滝の上の方はバーティカル？そこが核心！？最後の方、アイススクリューもなくなり、ランナウト状態で登りきってる！スゴイよ、細貝君！
・・・・いよいよ、私の番・・・・緊張するよー！！だいたい、私アイススクリュー回収も初めてなんですけど大丈夫だろうか、
と、思っていたら、古屋さんが懸垂下降で下りてきて。「もう１回登ろっかな〜」
（マジですか！？）ダブルロープの１本を古屋さんに渡す。
ではフォローで登りますよ！イメージで登るのだ（昨夜、YouTubeでアイスクライミングの動画を見まくり、イメージトレーニングは完璧）、あとは普段のクライミング効果を！
（とにかく、腕力消耗しないように）アイススクリュー回収も結構大変。
反時計周りにクルクルまわして、落とさないように回収。さらに、ここは・・・・思ったよりも普通に立っている。
（人工アイスはバーティカルだけど、本場モンは傾斜が弱いって聞いていたのですけど！話が違うわ！）
途中で一回落ちた！（リードが引っ張っていてくれて助かった）
あー、また左がダメだ。左のアックスが重い、腕がパンプする、左足がブラーンとしていて何の役目も果たしていない。
途中までほぼ平行して古屋さんも登っていたけど、最後のアイススクリューがうまく回収できなくて、後はおまかせした。
やっと登り終えた！疲れた・・・とにかく、ひたすらに疲れたよ・・・・
後から登ってきた古屋さんに「セルフとって」と（そうだ・・・・セルフ）そこから懸垂下降で下りる。１本目、終了。

ちょっとお昼休憩。

次のアイス「カモシカルンゼ」へ移動！こちらは別パーティも入っているみたい。上の方から落石、落氷がスゴイ！とにかく、危ないよ！！！
そんな中、細貝君の新品アイゼンがここへ来て全く靴に着かずひと苦労、２本目は高橋さんリードで。アイススクリュー残置。最後に登る私が回収係です。
それにしても、ここの「ラク！」は先ほどの比ではない！さらに危険！！下の方にコンクリートの枠があるので、ここの影で落石をよけながらのビレイ。
さらにトラブル発生！回収係の私。「アイススクリューが・・・・・キツすぎてまったく回収できない！！」出だしの２個残置。（残置回収は懸垂下降中の古屋さんにお願いした）
しかも、ここは思った以上に長くて、ピッチを切っている。１ピッチ目へたどり着くと・・・・なんと、細貝君が顔から流血している！！！
ちょっと氷が顔に当たったと思ったら、思った以上に流血したらしい・・・・（ヒィーなんと恐ろしい！ラク！）でも、まだ先が続きます。とにかく登りきって懸垂で下りないと！
セルフを取るのにアイススクリュー自分で２本刺してみた（本当に大変な作業、登りながらこの作業をするリードは本当にスゴイ）
そこからちょっとの２ピッチ目までちょっとビレイ。とにかく「ラク！」がすごすぎる・・・
デカイのがヘルメットに当たった、本当にヤバイ・・・・・やっと懸垂下降地点に到着。とにかく、危険、ラクが！！

その後、無事に懸垂下降で降りてきました。短いようで、実はかなり時間が経過している。今日はこのへんで、撤収です。

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