2014.12.20-21
神奈川メーグリヤ 三瓶
山梨アルパインクラブ 深川
アルパインだからこそ見える景色がそこにある．．．
今回は年末の冬期登攀の為、八ッ岳阿弥陀北西陵に攀じってきました。
訓練の為あえて降雪直後の悪条件下でアタックをかけた。
前日の偵察ラッセルのトレース付けは深い所ではワカンを装着しても胸まで沈み込みがあり体力の消耗があった。
朝は午前２時半起床、４時スタート
前日の雪で樹林帯迄は前日のトレース付けで順調だったが稜線の尾根から取り付き付近までラッセルに苦しめられた。
後続二人組が違うトレースラインを使い我々より先に壁に取り付きしたスタートした。
彼等は登れるクライマーの匂いがした．．．
彼等のラインで攀じった阿弥陀北西陵2P目は
リッジではなくルンゼをラインにした彼等のオリジナルラインであり私もそのラインに惹き付けられ攀した．．．
と言えば格好が良いのだが、結局は私のルートミスから始まってしまった挑戦であった。
結局60メートル中間支点もなく作成出来る箇所もなく、途中で切れる場所もなく3ピッチ目の取り付きまで攀り切るしかなくなり、
バデイ が私のクライミング状況を判断、ビレイ解除しトラバース間を移動２０メートル横のビレイ点で再ビレイ。
その間はノービレイで緊張の刻であった。
トラバース間を移動して６0m ザイル一杯プラス２0m 計８0m の垂直のミックスクライミングであった。
本当に私にとっては厳しい時間と条件であった．．．髪の逆立ちを感じた。
先行の二人組は冬期黒部横断を出来る本物であった。
中岳沢下降．．．行者小屋着１２：３０
私のルートミスから本来は真似てはいけない彼等と同じラインを攀ってしまったのだが、
精神力がついたのと同時に本物のクライマーのラインはやはり違う！と、つくづく感じた｡
今回はバディの体力とビレイ時の臨機応変の対応に助けられた。感謝します！
ありがとう！
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