横岳西面 中山尾根
A木・S田（記録）
Ａ木さんにバリエーションでも行きませんか？？と声を掛けて貰えたので「喜んで！」と山行決定。
翌日に雪上講習会なるものにも声を掛けてもらっていましたので行動時間がそれ程長く無い所にしましょう。と相談して
石尊陵か中山尾根か？様子見ながら決めると言う事で出発しました。
当日歩いていると、想像以上に雪が少なく石尊陵は微妙かもしれないと言う事で、中山尾根へ。
一番乗りでした！
中山乗越から小一時間詰めて取りつきへ。早速準備をして、Ａ木さんが登攀スタート。
天気まぁまぁかな〜などと思いながらビレイしていると
上から「あっ！！？」と聞こえ。続けて「ラーク！！ラーク！！」
身構えて上を見ているとクォークが降って来たｗ
クォークは僕の頭上を過ぎて後方の雪面に落下。
凄いスピードで谷底に向かって滑り去って行きました。
快調にかっ飛んで逝ったので
「今日は谷底で一日宝探しかぁ〜」と眺めて居ましたが
視界から消える前になんとか停止。
朝一で、結構急な雪面を上り下りすると言う苦行を行って来ました。
回収を終えて取りつきまで戻ってくると、丁度後続のパーティーが登り始めた所でした。
一番乗りだったのに先に行かれちゃったな〜なんて思いながら見てると
トップの人が2.3ｍ登った所で、バランスを崩して「あっ！！」と
次の瞬間ロープにテンションが掛かる事も無くドスンと言う音を立てながら、
取りつきまで背中からグラウンド。
その場がざわついたと言うか、凍りついたと言うか。
一瞬静かになった後に、本人がムクリと立ち上がって元気そうでした。
ザックがクッション代わりになったのかな？？
朝からびっくりです。今日は、朝から色々有るな〜と。
こちらはロープを結び終えてましたので先に行かせて貰い、その後は快適クライミングでした。
基本的に難しい部分はＡ木さんにリードしてもらい僕はフォロー。
簡単なパートでは練習がてら僕がリード。
手袋が100均のフリース手袋では流石に手が滑り過ぎて厳しかったです。岩登りには滑り止め的な素材が必要でした。
作業手袋的な物をワークマンで仕入れていたのですが、ザックに入れ忘れてました。
雪も少なかったので途中からは「やってられるかぁ〜！！！」と素手で登りましたが
アイゼン付けてますので、素手とは言えちょっと怖い所は怖い。
リードで行けるかな〜と思いながら登りましたが2か所ほどリードでは突っ込みたくないな〜と思う箇所も。
10回登ったら1回くらい落ちそうです。
今回はとにかく直登、もしくは分岐があったら難しい方を選択してましたが
悪い2か所は迂回が出来るので、自分がリードだったら多分迂回しちゃいそうです。
天候は悪く無かったのでかなり快適でしたが
これが、厳冬期で分厚い手袋＆風が強かったりしたら結構削られるだろうなとも思いました。
無事、最終ピッチを終えたのですがお互いにちょっと物足りないですよね？？と言う事で
最後のトラバースはスルーして、鶏冠の方に。
アイゼンの先端を刺したで有ろう、小さな穴が有ったのでそこに、前爪を差し込んで乗り込んだらボロっと壊れて軽く落ちた！！
ロープを直ぐに張ってくれたので、びっくりはしたけど多少すりむいた程度で済みました。
無事頂上にゴールして、握手。
やはりフリーとは違って、どんどん上に上に登って行けるのが楽しく
遮る物が無くって、周りの景色が素晴らしい中で岩を登るの最高です。
行く前は、中山尾根って結構難しいのでは？？とドキドキしていましたが、楽しく登る事が出来ました。
2年前に阿弥陀北陵登った時のクライミング力では、楽しく感じる事は無く、ひたすら怖かったんじゃ無いかと思います。
・日々のクライミングの練習
・会でやってもらったアイゼンでの岩登り練習等
こういった努力の賜物だと思います。自画自賛！！
連れて行ってくれ、翌日もお付き合い頂いたＡ木さんに
この場をお借りして感謝！！！
また、普段の練習や山行にお付き合いしてくださっている皆様と代表にも感謝です。
ありがとうございますm(__)m
より早く安全に登れる様に
もっともっとクライミングも今以上に頑張ろうと思います。
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