錫杖岳前衛壁 1ルンゼ

2010.10.23 FKA/NKY/HSG/FRY(記)


20歳代の会員が増えたので、歓迎会を兼ねて?錫杖に行くことに。ここのところすっかりご無沙汰だったので、取付きを探してウロウロしてしまいました(^^)

前夜、いろいろあって22時に韮崎集合。槍見温泉Pで各自勝手に就寝。

翌朝、予定通り6時出発。沢の水量は極端に少なくヤブも最小限。紅葉の向こうに前衛壁の勇姿を見ながらの楽しいアプローチである。
左方カンテの更に左に出てしまったこともあり前述のように少々取付きまでに手間取ったが、それでも7時半過ぎには1ルンゼ基部に到着。
手早く支度をして、古屋−細貝、深川−中山の編成で8時過ぎにスタート。


1P 古屋 5.7/40m
ルンゼ左のフェースから。朝イチの強い傾斜と甘いホールドで目が覚める感じ。途中にもビレイ点があるがスルー。

2P 細貝 5.8/40m
5.8は出だしの短いフェースだけ、あとは傾斜が緩んで簡単な岩場。

3P 古屋 5.5/40m
傾斜は緩く簡単だけど、どこでも登れてしまうのでルートファインディング注意。ロープが重くなるのが嫌なのでノープロ。後続の深川Pは見えなくなってしまった。

4P 細貝 5.7/45m
ルンゼ右のフェースから、上部で左へトラバース。その昔、布施さんが落っこちたことで知られる?ピッチだ。

5P 古屋 5.6 A1/45m
正規ラインから登りすぎたようで、一旦10mほどラペルして仕切り直し。
カンテ状を左に廻りこんで、ボロい小ハングを人工で越える。
アブミなんて昨年夏の屏風以来だなあ。若い2人に至っては初の人工だけど、フォローだし直ぐ終わっちゃうし、勘弁してくれ。
ハング自体は左に巻き気味に越して、後は傾斜の落ちた岩をフリー。

6P 細貝 5.6/40m
フェースの右端から、カンテを辿るような感じでやや左上。最後はハング下を左トラバース。

7P 古屋 5.6/35m
出だしやや被り気味のボロいチムニー状をステミングで。土のバンドに出て右へトラバース、1ルンゼ本流の真上に出て終了。
時刻は11時40分、所要時間3.5時間は、途中ルートミスした割にはまあまあでしょうか?


なかなか姿を現さない後続Pを待つこと1時間半、1時20分くらいに下降を開始、都合5回のラペルで2時半前には取付きに戻る。お疲れ様でした。
やがて後続の2人とも合流、朝来た道を1時間強で車まで戻る。近い岩場だなあ。

楽しかった今日のクライミングを振り返りつつ、定番「ひらゆの森」で露天風呂を堪能して、松本で旨い蕎麦を食べて帰路につくのでした。おしまい。

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